新型(現行)日産シーマの総合評価まとめ
内装を徹底的に評価、レビューします!
新型シーマの内装は上質なデザインで材質も厳選されており、高級車らしい質感になっています。前の席は、肩回りまでしっかりとホールドするシートとなっており、上質なあんこが詰め込まれ長時間運転していても疲れない作りになっています。
今回のおすすめポイントは、何といっても後部座席の造りです。スイートルームのような安らぎを与えられる空間となっており、パワーリクライニング機能を備えたセミアニリン本革シートは柔らかな肌触りで心地よく長時間座ることができます。さらに、銀粉を手作業で木目に刷り込ませた銀粉本木目仕上げは高級感を漂わせています。フロントシートヘッドレスト一体型7インチワイドディスプレイにより後部座席でも映像が楽しめる上、すべてのシートに5.1chサラウンド・サウンドを実現できるよう室内空間に合わせて計16個のスピーカーを最適にチューニングしているため極上のエンターテイメントを味わえる空間になっています。
エクステリア(見た目)を徹底的に評価、レビューします
エクステリアは、全長5120mm×全幅1845mm×全高1510mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは3050mmと存在感を出す大きさとなっています。かっこいいポイントは フロントのヘッドライトです。肉食獣のような迫力あるライトを採用し、アグレッシブで誰もが目を奪われるようなデザインになっています。塗装にもこだわっており、熟練工にしかできない磨きと塗りの工程でつやと輝きを実現しています。この作業は大量生産では絶対に再現できない技術です。
グレードによる違いは、HYBRID VIP Gが一番高級感を漂わすエクステリアになっています。更に後部座席のこだわりや最高級セミアニリン本革を使用しているなど装備に対する違いも出てきます。HYBRID VIPに関しては、後部座席でも観れるシアターが除かれただけの違いです。スタンダードのHYBRIDでは、それに加えシートが布製になっています。見た目も内装も高級感のある車が良い人は、HYBRID VIP Gを好む傾向にあります。
” 燃費と安全性能の評価はどうでしょう? “
燃費に関しては従来のシーマと比べると良くなり、一般道で9.6km/L、高速道路で17-18km/Lとなっており、ECOモードを使うとさらに伸びます。同じランクのライバル車と比較するとコンパクトカー並みの低燃費で大差をつけています。全体的にも効率の良いハイブリッドになっています。
安全性能も先進装備を多く利用しており、走行の時に重要なタイヤの空気圧をホイールに装着されたセンサーがモニタリングし、空気圧が不足した場合には警告表示をしてくれるシステムが採用されています。さらに、小学校周辺では安全に運転できるよう車両のリアルタイムな走行情報を元に音声ガイドとディスプレイによって運転手に注意を促してくれます。他にもバックビューモニターやサイドビューモニターにより運転席から見えにくい部分までモニター表示して運転をより安全に行えるようサポートします。
現在増えている高速道路での逆走を防ぐ対策として、逆走している可能性があると察知した場合にはすぐに運転手へ注意をするシステムも搭載しています。
” 乗り心地はどう? “
乗り心地に関しては、最高級シートの採用と快適空間の実現によりとても良い物になっています。なんといっても後部座席に関してはスイートルームのような空間が広がっており、通常狭くて固いイメージだった場所が肌さわりの良い素材や本格的なエンターテイメントの実現により長時間乗っても疲れないような工夫がたくさんされています。
助手席にはコントロールスイッチがあるので、後部座席からも運転席からも助手席の移動調整も可能です。また、世界初のフォレストエアコンの採用により、高性能フィルターがにおいだけでなく花粉やアレルゲンにも対応しきれいな空気を生成してくれ、常にさわやかな空間を提供してくれます。紫外線対策も考えられており、UVカット断熱ガラスとプライバシーガラスの採用により、紫外線を気にすることなく快適な走行を楽しむことが出来るようになっています。
アクティブノイズコントロールの採用と通常の遮音材も施されているので、静粛性をさらに高める効果があります。
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