後部座席の乗り心地は?
カローラアクシオの室内のサイズは室内長は1945mm、室内高は1200mmと外観からは想像できないほどゆったりしています。そのため室内空間には余裕があり、狭いと感じることはありません。後部座席に関しても、前席の背面の形状がカーブしているので膝が当たることもなく、足元の広さも十分余裕があり、乗り心地も快適です。
後部座席にリクライニング機能は備わっていませんが、最適な背もたれの角度になっているので、特に不満がでることもないでしょう。
さらに後部座席の下に足抜きスペースを確保することで乗り降りもしやすく、中央部分もフラットな形状にすることで、横への移動もスムーズにできるようになっています。
シートは程よい固さとなっており、長距離ドライブでも疲れにくいでしょう。シート色はブラック、グレー、ベージュも用意されています。明るい室内が好みの方はベージュ系がおすすめです。スポーティ派はブラックが良いでしょう。
後部座席のシートアレンジ
カローラアクシオはいたって真面目な普通のセダンです。かつて33年間販売台数第一位を続けていたころの人気はありませんが、それでもミニバンやSUVなどの人気の陰にありながらも、アクシオはコンスタントに売れ続けています。
アクシオのおすめのポイントはコストパフォーマンスの高さにあります。手頃な価格でありながら、充実した装備と走りが与えられています。強烈なエンジンを搭載しているわけではありませんし、スポーティなハンドリング性能を有しているわけでもありませんが、クルマにそのような特殊性を求めない人であれば、運転もしやすく、誰でも一定の満足を得ることが出来るでしょう。
後部座席は固定されているため、シートアレンジはできません。もしアレンジが必要な人はワゴンタイプのカローラフィルダーを選ぶほうが良いでしょう。ただ、シートアレンジができなくても、後部座席の座り心地は大変良いので、特に大きな不満は出ないでしょう。
ラゲッジスペースの評価は?
ラゲッジスペースの広さはコンパクトなボディでありながら、9.5インチ×46インチのゴルフバッグが4つ入ります。奥行きもあり、十分広いと感じるラゲッジスペースとなっています。
開口部も低い位置に設定されているので、出し入れもしやすくなっています。開口部が高いと重い荷物の時の出し入れがとても大変です。この辺のところもよく考えられています。
トランクルームの開けるときは、リモコンで操作が可能です。そのためわかりにくいスイッチを探す手間を省くことができ、そのために手が汚れる心配もありません。使っていくうちに、このような小さな装置が意外なほど使い勝手の良さに大きく貢献していることに気が付くことでしょう。
確かに、フィルダーと比べると荷室の積載容量は少ないですが、それほど頻繁に大量の荷物を運ぶ必要がない方は、ワゴンを選ぶ必要性はありません。3ボックスセダンは静粛性の面でワゴンよりも有利ですし、価格の面でも安く抑えられています。
後部座席とラゲッジの評価まとめ
カローラアクシオは、トヨタの看板車種であったカローラの血を受け継ぐ正統派コンパクトセダンです。そのため非常によく考えられて作られており、大きな不満が少ないのが特徴です。
後部座席についてはコンパクトなセダンでありながらも十分広いスペースが確保されており、リクライニング機能やシートアレンジこそありませんが、背もたれの角度も適切で、ゆったりと乗ることができます。
おすすめポイントは乗り心地や快適性が非常に優れていることで、シートカラーも複数用意されているので好みのカラーを選ぶことが出来ます。
ラゲッジスペースもゴルフバッグが4つ入る広さを確保しています。セダンとして十分な広さであり、これ以上のスペースが必要な方はフィルダーを選択すれば良いでしょう。
カローラアクシオはコストパフォーマンスに大変優れており、安さを感じさせない魅力があります。セダンが不振な中にあって一人奮闘しているところは評価される部分です。
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