「クラウンの王道」として鳴り物入りで登場した新型クラウン(セダン)。FRプラットフォーム(GA-L)による上質な乗り味や流麗なスタイリングが高く評価される一方で、実際に納車されたオーナーからは「街中での取り回しが想像以上に厳しい」「クラウンなのにトランクスルーが狭い」「インテリアにプラスチック感が残る」といったリアルな不満の声も挙がっています。本記事では、納車後に後悔しがちな5つの重大な欠点を忖度なしに暴きます。
| 後悔ポイント1:車体サイズ | 全長5,030mm×全幅1,890mmが日本の道路や駐車場に対してデカすぎる |
|---|---|
| 後悔ポイント2:最小回転半径 | 5.9mと大回り。後輪操舵(DRS)が非搭載のため狭路のUターンが困難 |
| 後悔ポイント3:内装の質感格差 | インパネ下部やドアトリム下部にハードプラが多く700万超として物足りない |
| 後悔ポイント4:トランク実用性 | 独立トランクだが後席パワーシート機構の影響でトランクスルーが小窓のみ |
| 後悔ポイント5:FCEVの水素問題 | 水素ステーションの営業時間が短く、地方遠征時の充填スタンド難民リスク |
クラウン(セダン)の全貌、グレード比較、実燃費、荷室実用性、見積もりシミュレーションをまとめた総合購入ガイドはこちらをご覧ください。
新型クラウン(セダン)完全購入ガイドを見る ▶後悔理由1:全長5,030mm・全幅1,890mmの巨体がもたらす日常の苦痛
コインパーキングやスーパーの駐車枠で白線ギリギリ
日本の一般的な駐車枠の幅(2.4m〜2.5m)に対して、全幅1,890mmのクラウン セダンを止めると、左右の隙間はわずか25cm〜30cm程度しか残りません。隣にミニバンやSUVが止まっている場合、ドアを少ししか開けられず、乗り降りの際に身体を無理にねじ込む必要があります。ドアパンチへの精神的ストレスは日常的に発生します。
DRS(後輪操舵)非搭載により最小回転半径5.9mが重くのしかかる
先行して発売されたクラウン クロスオーバーやクラウン スポーツには4輪操舵システム「DRS(ダイナミック・リヤ・ステアリング)」が搭載され、取り回しが劇的に改善されていました。しかしセダンではFRプラットフォーム(GA-L)の設計都合等によりDRSが非採用となり、最小回転半径は5.9mまで悪化。細い路地の直角コーナーや狭い立体駐車場のスロープで何度も切り返しを強いられます。
後悔理由2:730万円〜830万円の内装に対する期待外れな質感
レクサスLSや旧型マジェスタと比べるとプラスチックパーツが目立つ
ダッシュボード上部やシートには上質な本革・本木目パネルがあしらわれていますが、センターコンソールのサイドパネル、ドアポケット周辺、グローブボックスには硬質なプラスチックがそのまま露出しています。『700万円超のプレミアムサルーンとしてはチープ』『先代220系クラウンやレクサスESのほうが内装の包まれ感・高級感があった』と感じるオーナーが少なくありません。
液晶メーターとインフォテインメントのグラフィックの凡庸さ
12.3インチのフル液晶メーターは、プリウスやカローラ、ハリアーと共通のUIデザインが採用されており、クラウン セダン専用の重厚なグラフィックや特別な演出がほとんどありません。『画面の見た目がプリウスと同じでフラッグシップの特別感に欠ける』という不満が散見されます。
後悔理由3:正統派セダンゆえの積載性と居住性のトレードオフ
トランク容量450L(FCEVは400L)と開口部の制約
ワゴンやSUV(クラウン エステートやハリアー)に慣れたユーザーにとって、独立トランクの積載性は大きな制約となります。ゴルフバッグは9.5インチが最大3個(FCEVは2個)積載可能ですが、トランクフードのヒンジや奥行きの関係で積み下ろしにはコツが必要です。また、後席リクライニング機能があるため背もたれは倒れず、アームレスト奥の小窓(トランクスルー)しか使えないため、家具などの長尺物の運搬は不可能です。
ファストバックルックによる後席ヘッドクリアランスの圧迫感
流麗なクーペ風シルエットを実現した代償として、後席の頭上空間(ヘッドクリアランス)は従来のボクシーなセダンに比べてややタイトです。身長180cm以上の大人が背筋を伸ばして座ると、天井の内張りに髪が触れる程度のクリアランスしか残らないため、長身の同乗者からは窮屈さを指摘されることがあります。
新型クラウン(セダン)に関するよくある質問(FAQ)
Q. クラウン(セダン)のサイズ感に後悔しないための対策は?
購入前に自宅の車庫証明基準と、普段利用する立体駐車場の全幅・全長制限を実測確認することです。
試乗車を自宅車庫まで持ち込んで実際に車庫入れテストを行わせてもらうのが最も確実な自衛策です。
Q. 後輪操舵(DRS)が付いていないのは致命的な欠点ですか?
狭い住宅街や旧式のタワーパーキングを日常使いする人にとっては大きなストレスになります。
一方で高速道路や幹線道路の直進安定性・コーナリングのスムーズさは極めて高いため、高速移動中心の用途であれば気になりません。
Q. 内装の質感不足はオプションでカバーできますか?
メーカーオプションでは素材変更ができないため、社外品のインテリアパネルやレザーカバーでのカスタムが中心となります。
内装色の「ブラック」よりも「ミッドブラウン」を選択したほうが、木目調パネルとの調和により視覚的な高級感が増します。
Q. 燃費の悪さで後悔することはありますか?
HEV Zは実燃費16〜18km/Lと極めて優秀なため、燃料代で後悔することはまずありません。
ただし車体重量が2トンを超えるため、市街地の極端なストップ&ゴーではリッター12〜14km/L程度まで落ちることがあります。
Q. 買って後悔しないのはどんな人ですか?
高速道路を使ったロングドライブが多く、後席にお客様や家族を乗せて快適に移動したい人です。
FR特有のフラットで上質な乗り味と圧倒的な静粛性は、SUVでは絶対に得られない唯一無二の魅力です。
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