新型レクサス ISのシャシー剛性とサスペンションの真価!低重心が生む接地感とSUVには真似できない走行フィール

レクサス 新型IS(XE30型) ハブボルト締結とスポット打点増が生むSUVには真似できない回頭性

「ドライバーの意図に忠実で、すっきりと奥深い操縦性(Lexus Driving Signature)」――その原点としてトヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)で徹底的に鍛え上げられた「レクサス 新型IS(XE30型)」。ニュルブルクリンクを模した過酷な山岳テストコースで磨かれたボディ骨格は、スポット溶接打点の追加や構造用接着剤の大幅拡大、そして欧州プレミアムカー同様の「ハブボルト締結」を採用することで劇的な剛性進化を遂げました。SUVでは絶対に真似できない、FRスポーツセダンならではの低重心パッケージと吸い付くような接地感のメカニズムを工学的に解説します。

【30秒でわかる要点テーブル】 2026年11月4日確認
下山テストコースでの鍛錬 高低差75mの過酷なカントリー路を走り込み、ステアリング微小舵角の応答性を追求
ハブボルト締結の採用 従来のナット式からハブボルト締結へ刷新し、バネ下重量低減と締結剛性向上を実現
サスペンション形式 フロント:ダブルウィッシュボーン式(高剛性鍛造アルミAアーム)、リア:マルチリンク式
AVS(電子制御ダンパー) F SPORTに標準装備。走行状況や路面凹凸に応じて減衰力をシームレスに電子制御
低重心FRパッケージ 全高1,435mm、前後重量配分約52:48(IS300/IS350)が生む自然でリニアな旋回G
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下山テストコース(TTC-S)が鍛え上げたLexus Driving Signature

レクサス 新型IS F SPORT リアクォーター実車写真
レクサス 新型IS F SPORT リアクォーター実車写真(張り出したリアフェンダー)

高低差75m・無数のブラインドコーナーで煮詰めたステアリング応答性

新型ISは、愛知県豊田市に新設されたテストコース『トヨタテクニカルセンター下山』で走りを磨き上げた初のレクサス車です。ニュルブルクリンク北コースを模した過酷なワインディング路を何千キロも走破することで、ステアリングを切り始めた瞬間のノーズの入り方、微小舵角でのタイヤ接地感、ロールが立ち上がる滑らかさが徹底的に煮詰められました。

ドライバーの操作と車両の挙動が一体化するリニアな操縦感覚

目指したのは『ステアリングを切った分だけ正確に曲がり、アクセルを踏んだ分だけ素直にトラクションがかかる』という無駄のない挙動です。路面からの不快なバイブレーションを遮断しながら、タイヤの限界グリップ限界をステアリングホイール越しに手のひらへ的確に伝えてきます。

ハブボルト締結とシャシー補強が生んだ圧倒的なボディ剛性感

レクサス IS500 サイドビュー・BBS鍛造ホイール実車写真
レクサス IS500 サイドビュー・BBS鍛造ホイール実車写真

ホイール締結方式を「ナット式」から「ハブボルト式」へ刷新

レクサスISは2020年の大改良において、ホイールの固定方法を日本車伝統のスタッドボルト+ナット式から、欧州スポーツカー(ポルシェやBMW等)で主流の『ハブボルト締結』へと全面移行しました。ホイールの締結剛性が飛躍的に高まり、バネ下重量が約1kg軽量化されたことで、ブレーキ時の剛性感とコーナリング初期のステアリング応答遅れが劇的に改善されました。

ラジエーターサポート周りの溶接打点増とサイドラゲージブレース追加

フロントノーズの変形を抑えるためラジエーターサポート周辺のスポット溶接打点を大幅に追加。さらにCピラーからルーフにかけての構造用接着剤の塗布長を拡大し、トランクルームサイドにブレースを配置したことで、車体全体のねじり剛性を先代比で大幅に引き上げました。

フロントダブルウィッシュボーン&電子制御AVSサスペンションの真価

レクサス 新型IS F SPORT フロントエクステリア実車写真
レクサス 新型IS F SPORT フロントエクステリア実車写真

鍛造アルミ製ロアアームによるバネ下重量の極限低減

フロントサスペンションには、路面追従性に優れた伝統のダブルウィッシュボーン式を採用。ロアアーム素材を高強度鍛造アルミへと変更し、従来の鋳鉄製アームと比較して約18%の軽量化を達成しました。バネ下荷重が軽くなったことで、路面の凸凹に対してサスペンションが瞬時にストロークし、しなやかな接地性を生み出します。

F SPORT専用のリニアソレノイド式AVS(減衰力可変ダンパー)

F SPORTに標準装備されるNAVI・AI-AVSは、路面状況やGセンサー、ナビのコーナー情報をリアルタイムで解析し、4輪のショックアブソーバー減衰力を瞬時に独立制御します。通常走行ではしなやかな減衰で乗り心地を確保し、急旋回時には外側ダンパーを一瞬で引き締めて車体の不快なロールを完璧に抑え込みます。

SUVには絶対に真似できない低重心FRパッケージングの快感

レクサス 新型IS F SPORT サイドビュー実車写真
レクサス 新型IS F SPORT サイドビュー実車写真

全高1,435mmの低重心が生むフラットなコーナリング姿勢

全高が1,650mmを超える一般的なSUV(NXやRX)と比べ、ISの全高は1,435mmと約20cm以上も低く設計されています。重心高が物理的に低いため、遠心力によって車体が外側に振られるロールモーメントが圧倒的に小さく、固い足回りで無理に抑え込むことなく、吸い付くようにコーナーを駆け抜けることができます。

前輪で舵を切り後輪で蹴り出す「FR純血レイアウト」の醍醐味

前輪はステアリング操作のみに専念し、後輪がエンジンパワーを路面に伝達するFR(後輪駆動)ならではのピュアな役割分担。前輪駆動(FF)やFFベースAWDにありがちなアンダーステアやトルクステアが一切なく、アクセルペダルの踏み込み量で旋回ラインを自在にコントロールできる快感は、スポーツセダンだけの特権です。

新型レクサス ISに関するよくある質問(FAQ)

Q. ハブボルト締結になると社外ホイールは装着できませんか?

PCD114.3でM14ボルト対応の社外ホイールであれば問題なく装着可能です。現在ではBBS、RAYS、WORKなど主要ホイールメーカーからIS専用設計のボルト対応ホイールが多数ラインナップされています。

Q. F SPORTとversion Lで乗り心地の質感はどう違いますか?

F SPORTはAVSと19インチタイヤにより路面状況をダイレクトに伝える引き締まったスポーツ志向です。一方version Lは18インチタイヤとコンフォートサスにより、段差での当たりが柔らかく、しっとりとした高級サルーンの乗り味となります。

Q. IS500のコーナリング性能はV8の重さで鈍くなりませんか?

5.0L V8エンジンはフロントフードが約100kg重くなりますが、専用チューニングされたヤマハ製パフォーマンスダンパーとトルセンLSD、強化スプリング&スタビライザーにより、重さを感じさせない軽快で力強い回頭性を実現しています。

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