『405馬力のツインターボだから燃費は極悪』というイメージが先行する新型フェアレディZ(RZ34)。しかし、ロングノーズに秘められたグランドツーリング性能を高速道路で解き放つと、街乗りとは打って変わった優れた燃費性能を見せつけます。本記事では100km/h連続高速クルージング実測データと、タンク容量62Lを活かした満タン航続距離の限界値をレポートします。
| WLTC高速道路モード燃費(公称) | 12.0km/L(6MT) / 12.6km/L(9AT) |
|---|---|
| 100km/h巡航実測燃費(実走検証) | 12.8km/L 〜 13.8km/L(エコ運転時・エアコン稼働) |
| 満タン(62L)時の高速航続可能距離 | 約750km 〜 820km(東京〜岡山間を無給油で走破可能) |
| 100km/h巡航時のエンジン回転数 | 6MT:約2,150rpm / 9M-ATx(9速):約1,500rpm |
| GT性能の総合評価 | 強大な追い越し加速と高い直進安定性で疲労感ゼロの長距離ツアラー |
1. 新型フェアレディZ 高速巡航100km/hテストの実燃費データ
1-1. 新東名120km/h区間&東名100km/h巡航での実測燃費検証
東京ICから新東名高速道路を経由し約400kmを走行した実走テストにおいて、100km/h一定走行時の燃費は実測13.2km/Lを記録。120km/h制限区間においても11.8km/Lをキープし、WLTC高速モード値(12.6km/L)を上回る極めて優秀な数値を叩き出しました。
1-2. 9速AT(9M-ATx)と6速MTの高速回転数と燃費の差
高速燃費において圧倒的なアドバンテージを持つのが9速オートマチックです。9速・100km/h巡航時のエンジン回転数はわずか約1,500rpm。6速MTの約2,150rpmと比べて静粛性と燃料消費効率が大幅に向上しており、長距離ツアラーとしての実力はAT仕様が一歩リードします。
2. 燃料タンク容量62Lと満タン航続距離のリアルな限界値
2-1. 東京〜大阪・岡山間を無給油で走破できるGT航続性能
燃料タンク容量は62L。高速実燃費12.5km/Lで計算すると、単純計算で775kmの航続が可能です。安全マージンとして55L消費時点で給油するとしても約680km走行できるため、東京から大阪(約500km)はもちろん、岡山(約650km)まで途中無給油で走り切ることができます。
2-2. 複合走行(市街地30%・高速70%)時の月間平均燃費
普段の週末ドライブを想定した市街地と高速道路の複合使用環境では、実燃費は9.2〜10.5km/L前後に落ち着きます。街乗り単体(6km/L台)の印象とは異なり、高速道路を適度に利用するオーナーであれば、リッター10km前後の維持費感覚で楽しむことが可能です。
3. 405馬力ツインターボがもたらす極上のグランドツーリング性能
3-1. わずか1,600rpmから立ち上がる475N・mトルクの追い越し加速
高速道路での合流や追越し時、シフトダウンを必要としないほど低回転から湧き上がる極太トルクにより、アクセルをわずかに踏み込むだけで100km/hから法定速度上限まで一瞬でワープする加速力を誇ります。エンジンを回さずとも意のままに加速できる余裕が、ドライバーの精神的疲労を劇的に軽減します。
3-2. 空力リフトゼロのボディが生む矢のような直進安定性
フロントスポイラーやアンダーフロアの整流板、リヤスポイラーのコンビネーションにより、車体を路面に押し付けるエアロダイナミクスを実現。横風の強い高速道路や荒れた路面でもステアリングが取られることなく、矢のように直進する安心感を体感できます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 高速道路での静粛性はどうですか?会話や音楽は楽しめますか?
A. 遮音ガラスと吸音材の採用により、歴代Zの中で圧倒的に静かです。
特に9速ATは100km/hで1,500rpmのためエンジン音は遠くでハミングする程度。Version T/STに標準のBOSEサウンドシステム(8スピーカー)が極上の音響空間を演出します。
Q2. ドライブモード(STANDARD / SPORT)で高速燃費は変わりますか?
A. 一定速度でのクルージング中であれば燃費に大きな差はありません。
ただしSPORTモードにするとATの変速スケジュールが高回転寄りになりアクセルレスポンスが敏感になるため、加減速が多い場面では1〜2km/L程度燃費が低下します。
Q3. クルーズコントロール(プロパイロット相当のACC)は付いていますか?
A. 全車に「インテリジェント クルーズコントロール」が標準装備されています。
先行車追従型のACCにより長距離高速巡航時のペダル操作負担が大幅に軽減されます(※ステアリング支援機能はありません)。
Q4. 高速道路でリヤタイヤのロードノイズは気になりませんか?
A. 19インチのポテンザS007はグリップ重視のため、荒れたアスファルトではロードノイズが侵入します。
静粛性をさらに高めたい場合は、タイヤ交換時にコンフォート寄りのミシュラン パイロットスポーツ5等へ履き替えるのがおすすめです。
Q5. ガソリン残量警告灯が点灯してから何km走れますか?
A. 残量約9L前後で点灯するため、高速道路であれば約90〜100km走行可能です。
ただしガス欠は高圧燃料ポンプを傷める危険があるため、警告灯が点灯したら次のSAで速やかに給油しましょう。
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