プジョー 新型308 SW 完全ガイド:新型308 SWの価格・値引き・内装・走行フィール・後悔ポイントを完全網羅した総合解説は「プジョー 新型308 SW 完全購入ガイド」をご覧ください。
「フランス車の足回りといえばプジョーの猫足」と称されるしなやかなストローク感。ステランティスの最新アーキテクチャー「EMP2 V3(Efficient Modular Platform 2 Version 3)」を採用した「プジョー 新型308 SW」は、フロントにマクファーソンストラット、リアにトーションビームを採用しながら、ドイツ車とは一味違う路面追従性と極上のフラットライドを実現しています。小径ステアリングがもたらすオン・ザ・レール感覚と高速域での直進安定性について、実走インプレッションをもとにシャシーの真価を徹底解剖します。
【30秒でわかる】プジョー 新型308 SW シャシー&動的スペック
| 項目 | 仕様・テクノロジー | 走りの特徴・乗り味への恩恵 |
|---|---|---|
| プラットフォーム | EMP2 V3(高剛性・軽量マルチエナジー対応) | ねじり剛性向上による微振動の遮断と静粛性の進化 |
| フロントサスペンション | マクファーソンストラット式 | 素直なノーズの入りとリニアなステアリングインフォメーション |
| リアサスペンション | トーションビーム式(専用チューニング) | バネ下重量の軽減としなやかな路面接地感(現代の猫足) |
| トランスミッション | EAT8(アイシン製8速オートマチック) | 緻密な変速スケジュールとダイレクトなロックアップ制御 |
| ドライブモード | Eco / Normal / Sport | アクセル開度、変速タイミング、操舵アシスト力を一括制御 |

1. 現代に甦るプジョー伝統の「猫足」セッティング
1-1. トーションビームの固定概念を覆すしなやかな減衰特性
スペック表だけを見るとリアは「トーションビーム式」ですが、実際に路面を走り出すとそのしなやかさに驚かされます。プジョー自社開発のダンパー(ショックアブソーバー)は微低速ピストン領域から正確な減衰力を発生し、マンホールの段差や舗装の継ぎ目を踏んだ際も、角の丸いソフトなショックへと見事にいなします。猫が肉球で着地するように衝撃を吸収する感触はまさに「猫足」そのものです。
1-2. ロールを許容しながらもタイヤを離さないロードホールディング
ドイツ車(ゴルフ等)のように足回りをガチガチに固めてロールを力ずくで抑え込むのではなく、車体を適度にしならせながら外輪をじわじわと沈み込ませて踏ん張ります。タイヤのトレッド面が路面に吸い付くように接地し続けるため、雨天の滑りやすい路面や高速コーナーでもドライバーに絶大な安心感をもたらします。

2. 高速道路での圧倒的な直進性とキャビンの静粛性
2-1. ロングホイールベース(2,730mm)がもたらす矢のような直進安定性
ハッチバックに対して55mm長いホイールベースを持つ308 SWは、高速道路でのピッチング(前後の縦揺れ)が極めて穏やかです。新東名高速道路の時速120km区間においてもステアリングの微修正がほとんど不要で、大型トラックの横を通過する際も横風に煽られることなく矢のように突き進みます。
2-2. 遮音合わせガラス(アコースティックガラス)によるNVH対策
GTグレードにはフロントサイドウィンドウに「ラミネーテッド・遮音合わせガラス」が標準装備されています。フランス本国の高速巡航基準(時速130km)で鍛え上げられた空力ボディと相まって、車内への風切り音やロードノイズの侵入は極限まで遮断され、後席の家族と小声でストレスなく会話を楽しめます。

3. 小径ステアリングとアイシン製8速AT(EAT8)の協調制御
3-1. わずかなステアリング舵角で意のままに曲がる回頭性
小径ステアリングを切り込んだ瞬間に、フロントノーズがスッとイン側を向くリニアな操舵フィールはプジョーならではの快感です。アンダーステアを感じさせず、狙った走行ラインをミリ単位でトレースできるため、休日のワインディングロードを駆け抜ける楽しさはライバルの追随を許しません。
3-2. スムーズな変速と高速巡航での低回転キープ
信頼性の高いアイシン製8速AT(EAT8)は、状況に応じて最適なギアを素早く選択します。特に高速道路では8速を巧みに使い、時速100km巡航時の回転数を1,500rpm以下にキープ。エンジンの存在を忘れさせるほどの静粛性と低燃費を両立しています。

よくある質問(FAQ)
Q1. トーションビーム式リアサスペンションの乗り心地は悪くないですか?
A. 熟成されたプジョー独自のダンパーチューニングにより、マルチリンク式を採用する高級輸入車と比べても全く遜色ないどころか、むしろ路面の凹凸を穏やかに吸収する素晴らしい乗り心地を誇ります。
Q2. ハッチバックとSWで乗り味に違いはありますか?
A. ハッチバックはクイックで俊敏なハンドリングが際立ちますが、SWはホイールベースが長くリアオーバーハングがあるため、しっとりとした落ち着きと重厚なフラット感が強調されたツアラー志向の味付けです。
Q3. ドライブモード(Sportモード)にすると何が変わりますか?
A. アクセルレスポンスが鋭くなり、変速タイミングが高回転側にシフト、ステアリングの手応えが引き締まります。またスピーカーからスポーティな疑似エンジン音が演出されます。
Q4. タイヤサイズによる乗り心地の差は大きいですか?
A. Allureの17インチ(225/45R17)は当たりが柔らかくソフト、GTの18インチ(225/40R18)はタイヤの剛性が高まりハンドリングのシャープさが増しますが、段差の入力はややダイレクトになります。
Q5. 雨天時の高速道路の安定性はどうですか?
A. EMP2プラットフォームの高剛性シャシーと洗練されたESC(横滑り防止装置)により、大雨の高速道路でも高いロードホールディング性と安心感を維持します。
