
ポルシェ 718の内燃機関モデル受注停止と完全EV化の全貌
欧州サイバーセキュリティ法規(UNECE R155/R156)の壁
718ケイマンおよびボクスターが新車市場から姿を消しつつある決定的な引き金となったのが、EU(欧州連合)で施行された新たなサイバーセキュリティ規制「UNECE R155/R156」です。車両のECUアーキテクチャがハッキング防止等の最新法規要件を満たしていない旧世代プラットフォームの車両は欧州での新車販売が禁止されました。ポルシェは巨額の改修費用を投じる代わりに、718シリーズの内燃機関モデルを終息させ、次世代型を「完全電動(BEV)モデル」として開発する戦略を選択しました。

日本国内正規ディーラーでの新規オーダー受付状況
日本市場においても、メーカーからの生産枠(アロケーション)割り当てが極めて限定的となっており、ポルシェセンター各店舗での新規カタログオーダーは実質的に受付終了、または極めて少数の年次キャンセル枠や特別モデル(GT4 RS / Spyder RS等)の限定抽選に絞られています。現在718の新車・未登録車を手に入れる手段は、正規ディーラーが確保している「即納ストック車両」を狙うか、状態の良い「認定中古車(ポルシェ・アプルーブド)」を探すルートに限定されています。
内燃機関718の中古車市場プレミアム高騰予測
「純ガソリンMRポルシェ」が二度と作られない歴史的意義
次世代718が完全EV化されることで、車重はバッテリー搭載により1,600kg前後に跳ね上がることが確実視されています。車重1,350〜1,400kg台の「軽量な車体にガソリンエンジンを背負って走るミッドシップポルシェ」は、ポルシェの歴史上、この982型718をもって完全に幕を閉じることになります。特に「GTS 4.0」や「GT4」に搭載された4.0L自然吸気フラット6マニュアル車は、空冷ポルシェと同様の歴史的コレクターズアイテムとして今後10年スパンで相場が暴騰し続けることが確実視されています。

今すぐ買うべき仕様の見極め方
将来の価値を約束する718の条件:
・6速マニュアルトランスミッション(PDKよりも将来の希少性が圧倒的に高い)
・4.0L 水平対向6気筒自然吸気エンジン(GTS 4.0 / GT4 / Spyder)
・スポーツクロノパッケージ&スポーツエグゾースト装着車
・事故歴・修復歴なし、ポルシェ正規ディーラー整備記録簿完備
※この条件を満たす個体は、中古車相場が新車時価格を上回るプレミア価格を維持し続けています。
