
M xDriveが切り拓く4WDとFRドリフトの完全融合
電子制御多板クラッチによる前後トルク0:100〜50:50配分
新型M3 Competitionに搭載される「M xDrive」は、BMWのモータースポーツ技術を結集したインテリジェント4輪駆動システムです。電子制御多板クラッチを用いて、前後車軸へのトルク配分をミリ秒単位で連続無段階に制御。通常走行時は後輪駆動(FR)をベースにしながら、リアタイヤのスリップを検知した瞬間、フロントタイヤへ必要最小限のトラクションを電光石火で伝達します。530馬力という強大な出力を雨天や荒れた路面でも100%路面に叩きつける絶対的なスタビリティを誇ります。

「2WDモード」で純粋な後輪駆動ドリフトマシンへ変貌
M xDriveの真骨頂は、ドライバーがDSC(横滑り防止装置)をOFFにした際に選択できる「完全2WD(後輪駆動)モード」です。前輪への駆動シャフトが物理的に切り離され、530馬力のパワーが100%リアタイヤだけに送り込まれます。「Mトラクションコントロール」の10段階スリップ制御と組み合わせることで、サーキットでテールを豪快に流しながらコントロールする純粋なFRスポーツカーとしての熱狂を味わえます。
強靭な補強ブレースとアダプティブMサスペンション
エンジンルームから床下まで張り巡らされた補強構造
エンジンルームを開けると、アルミ製の巨大なフロントストラットタワーブレースがバルクヘッドと結合されており、フロント周りのねじり剛性を極限まで引き上げています。さらに床下には大型のアンダーボディブレースとアルミ製せん断プレートが配置され、サスペンションマウント部のたわみをゼロに抑え込んでいます。ステアリングを切った瞬間にミリ単位の狂いもなくノーズが向きを変える剛性感は、レーシングカーそのものです。

アダプティブMサスペンションの可変制御フィール
3段階のダンパーモード特性:
・COMFORTモード:大径20インチタイヤを履きながらも角の取れたしなやかな減衰特性で、高速巡航でも快適そのもの。
・SPORTモード:ワインディングでの車体ロールを瞬時に抑え込み、タイヤ接地荷重をダイレクトに伝達。
・SPORT+モード:サーキットの縁石を乗り越えた際のピッチングを一発で収束させるソリッドな減衰力を発揮。
