この記事のポイント
- 通常時荷室容量410L(2.0Lモデル)/ 422L(1.8Lモデル)のスクエアな積載スペース
- ファストバックハッチによる大開口部と9.5インチゴルフバッグ2個の積載レイアウト
- 6:4分割可倒式リアシート前倒しによるフラットな長尺物・キャンプギア積載力
- 開口部地上高740mmと傾斜リアゲートによる背の高い荷物の積載時の注意点
クーペのような美しさを手に入れた新型プリウス (60系)。スタイリッシュな外観を見て「荷物はちゃんと載るのか?」「ゴルフバッグやスーツケースは積めるのか?」と実用性を心配する声も多く聞かれます。伝統の5ドアファストバックハッチを受け継ぐ新型プリウスのラゲッジスペースについて、詳細な実測寸法、実際の積載パターン、そして車中泊の実力まで実車写真とともに徹底検証します。

1. 新型プリウス (60系)の荷室寸法と積載スペック
1-1. 主要寸法一覧(5人乗車時 vs 2人乗車フルフラット時)
新型プリウス (60系) 2.0Lモデルのラゲッジルーム詳細実測データです。
| 計測部位 | 実測数値 | 積載実用性の目安 |
|---|---|---|
| 通常時荷室フロア長(5人乗車時) | 940mm | スーツケース中型2個を平置き可能 |
| 後席前倒し時最大フロア長 | 1,700mm | 長尺スノーボード・キャンプギアを車内収容 |
| 荷室最大幅 / ホイールハウス間幅 | 1,350mm / 950mm | 9.5インチゴルフバッグ2個を横積み可能 |
| 荷室天井高(トノカバー下) | 450mm(トノカバー外時約700mm) | 傾斜リアガラスのため手前側が低い |
| 荷室開口部地上高 | 740mm | 先代比でやや高めの開口部 |
| 荷室容量(VDA方式) | 通常410L(1.8Lは422L) | 日常の買い物や週末旅行には十分な大容量 |

1-2. ゴルフバッグ2個・大型スーツケースの積載レイアウト
荷室左右のホイールハウス後方に深いくぼみが設けられており、9.5インチの大型キャディバッグを真横にして1個、その斜め上にもう1個重ねることで、後席シートを倒さずにゴルフバッグ2個とボストンバッグを確実に積載できます。旅行用の特大スーツケース(80L級)も、平置きで1個、立てて並べれば2個を収容可能です。

2. シートアレンジと車中泊の実力検証
2-1. 6:4分割可倒式シートとフロアの段差
リアシートは6:4分割可倒式を採用。シートバックを倒すと荷室フロアとほぼフラットに繋がりますが、倒した背もたれ部分にわずかな傾斜(約5度程度)が生じます。日常の荷物積載には全く問題ありませんが、車中泊を行う際は段差解消マットを敷くことで完全なフラットベッドを構築できます。

2-2. 荷室長1,700mmでの車中泊適性
前席シートを最前部にスライドさせ、背もたれと前席の隙間をクッションで埋めることで、最大長約1,800mmのスペースを確保できます。身長170cm前後の方であれば身体を伸ばして就寝可能ですが、リアハッチのガラス傾斜が低いため、頭側をリアハッチ側にして寝ると圧迫感があります。頭を前席側に向けて就寝するのが快適化のコツです。
3. パワーバックドアの使い勝手と注意点
3-1. Zグレード標準装備のパワーバックドア(停止位置メモリー付)
最上級「Z」には電動で開閉するパワーバックドアが標準装備。荷物で両手が塞がっている際や、背の低い方が高く跳ね上がったハッチを閉める際に極めて重宝します。開閉停止位置をメモリーできるため、天井の低い立体駐車場でもハッチをぶつける心配がありません。
4. よくある質問(FAQ)
- Q先代(50系)プリウスと比べて荷室は狭くなりましたか?
- A先代50系の荷室容量が502Lであったのに対し、新型60系は410Lと約90L減少しています。これは全高-40mmのスタイリング優先設計によるものです。ただし床面の奥行きと幅は十分に確保されており、日常ユースで困る場面はほとんどありません。
- Qベビーカーは畳んで載せられますか?
- AA型・B型の折りたたみベビーカーともに荷室フロアに横向きまたは斜めに余裕で積載可能です。
まとめ:クーペフォルムの中に必要十分な実用性を凝縮したファストバック
見た目の美しさと引き換えに容量の数値こそ先代より控えめですが、ゴルフバッグ2個を飲み込み、フラットに拡大できる積載性は日常のあらゆるシーンを頼もしくサポートしてくれます。
