「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」に「フルインナーフレーム構造」を組み合わせ、車体全体のねじり剛性を先代比28%向上させた新型WRX S4。ZF製電子制御可変減衰力ダンパーとドライブモードセレクトを搭載する「STI Sport R EX」は、路面の凹凸をしなやかにいなす上質な乗り心地から、ニュルブルクリンク直系のレーシングセダンへと一瞬でキャラクターを変貌させます。低重心な水平対向エンジンが生み出す圧倒的な接地感とシャシーの真価をプロの視点で徹底解説します。
| 採用プラットフォーム | スバルグローバルプラットフォーム(SGP)+フルインナーフレーム構造 |
|---|---|
| 車体剛性向上値 | ねじり剛性:先代比+28%、サスペンション取り付け部剛性:先代比+30%以上 |
| 足回り形式 | フロント:ストラット式/リヤ:ダブルウィッシュボーン式(スタビライザー直結構造) |
| ZF製電子制御ダンパー | 毎秒数百回減衰力を可変制御(Comfort/Normal/Sport/Sport+/Individual) |
| AWD制御システム | VTD-AWD(不等トルク配分:前45:後55)による軽快な回頭性と圧倒的トラクション |
WRX S4の全貌、グレード比較、実燃費、荷室実用性、見積もりシミュレーションをまとめた総合購入ガイドはこちらをご覧ください。
新型WRX S4完全購入ガイドを見る ▶フルインナーフレーム構造がもたらす超高剛性ボディの衝撃
骨格を完全に組み上げてから外板を溶接する新世代工法
従来の自動車製造ではアッパーボディとアンダーボディを別々に組み立てて結合していましたが、WRX S4は車体全体のインナーフレーム骨格を強固に溶接した上でアウターパネルを接合する「フルインナーフレーム構造」を採用。構造用接着剤の塗布範囲を先代比4倍以上に拡大したことで、ステアリングを切った瞬間に微小なヨレすら発生せず、車体全体がソリッドな鋼の塊のように正確に呼応します。
サスペンション取り付け部の剛性強化が生む正確なアライメント維持
サスペンションの付け根部分の剛性が先代比で30%以上向上したため、激しい加減速や高速コーナリングで強烈なGがかかった状況でもサスペンションアームが理想的なジオメトリーを維持。タイヤの接地面が路面に完璧に張り付き続け、ドライバーに絶大な安心感をもたらします。
ZF製電子制御ダンパーとドライブモードセレクトの劇的変化
「COMFORT」モード:長距離ツアラーとしての極上フラットライド
ドライブモードセレクトで「COMFORT」を選択すると、電子制御ダンパーの減衰力が瞬時に緩められ、路面の細かなザラつきや段差ショックを包み込むように吸収します。同乗者からも『とても275馬力のスポーツカーとは思えないほど静かで滑らか』と評価される快適な乗り味を提供します。
「SPORT+」モード:ロールとピッチを極限まで抑えたサーキット仕様の脚
「SPORT+」に切り替えると、ダンパー減衰力が最大限に引き締められ、ステアリングの操舵アシストも重厚なスポーツセッティングへと変化。急激なレーンチェンジやタイトコーナーでも車体の傾き(ロール)がゼロに抑え込まれ、路面をタイヤの爪でかきむしるような異次元のコーナリングスピードを発揮します。
VTD-AWD(前後45:55)が実現するFRライクな回頭性とトラクション
リヤ寄り駆動配分が生む「アンダーステア知らず」のノーズの入り
WRX S4は、前後のトルク配分を基本「前45:後55」のリヤ偏重に設定するVTD-AWDを採用しています。コーナー進入時にアクセルを少し踏み込むと、リヤタイヤからの押し出し力によってフロントノーズがグイグイとイン側を向き、4WD特有の前輪が外に逃げるアンダーステアが完全に打ち消されます。
低重心な水平対向ボクサーエンジンがもたらすSUVとの決定的な重心差
全高1,465mmの低く構えたセダンボディと、シリンダーが水平に並ぶボクサーエンジンの組み合わせにより、車体の重心高は同クラスのクロスオーバーSUVよりも100mm以上低くなっています。加減速時の前後の揺れ(ピッチング)が物理的に小さいため、長時間ワインディングを走行しても運転疲労が圧倒的に少なくなります。
新型WRX S4に関するよくある質問(FAQ)
Q. GT-HとSTI Sport Rでサスペンションの乗り味はどのくらい違いますか?
GT-Hは固定式ダンパーのため常に引き締まった硬さですが、STI Sport Rは電子制御でしなやかさから硬さまで自在に変化します。
日常の街乗り快適性と休日のスポーツ走行を両立させたいなら、間違いなくSTI Sport Rがおすすめです。
Q. 社外品の車高調サスペンションに交換すると電子制御ダンパーはどうなりますか?
社外車高調を取り付けると純正電子制御ダンパーは機能しなくなり、キャンセラーの装着が必要となります。
純正ZF製ダンパーの完成度が極めて高いため、まずはSTI製のスプリング(ダウンスプリング)等で乗り味を調整するのが推奨されます。
Q. 雨の日や雪道での走破性は本当に高いですか?
スバルのシンメトリカルAWDとVDC(横滑り防止装置)の組み合わせにより、豪雨の高速道路や圧雪路でも圧倒的な直進安定性を誇ります。
水たまりを踏んだ際のハイドロプレーニング現象にも強く、全天候型スポーツカーとしての真価を発揮します。
Q. ブレーキの効きや耐久性はサーキット走行に耐えられますか?
純正ブレーキパッドは公道GTユースに最適化されているため、本格的なサーキット周回ではフェードする可能性があります。
スポーツ走行を楽しむ場合は、STI製ブレーキパッドや高沸点フルードへの交換が必須となります。
Q. STIフレキシブルタワーバー等の補強パーツは効果がありますか?
中央にピロボールを配したスバル独自のフレキシブルパーツは、不快な微振動を吸収しながら操舵初期の応答性を劇的に高めます。
シャシーのしなやかさとハンドリング精度を両立させるため、最もおすすめできるファーストカスタムです。
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