新型WRX S4(VBH型)のカタロググレード体系は、スタンダードな「GT-H EX(4,477,000円)」と、電子制御ダンパーを奢る「STI Sport R EX(5,027,000円)」の2グレード構成となっています。価格差はちょうど55万円。エンジン出力(275PS)やシンメトリカルAWD、アイサイトXは共通であるため、「55万円安いGT-H EXで十分ではないか?」と迷う買い手も少なくありません。装備差、乗り味、リセールバリューを徹底比較し、後悔しない賢い選択肢を結論付けます。
| グレード構成一覧 | GT-H EX(4,477,000円)/ STI Sport R EX(5,027,000円)の2グレード |
|---|---|
| 価格差の正体(55万円) | ZF製電子制御ダンパー、ドライブモードセレクト、本革シート、STI専用内外装 |
| 買ってはいけない注意点 | 乗り心地のしなやかさを求める人が「GT-H EX」を買うと硬さで激しく後悔する |
| コスパ最強おすすめグレード | 文句なしに「STI Sport R EX」(装備充実度とリセール残価率で差額を完全回収) |
| 限定モデルSTI Sport♯の存在 | 500台限定の特別仕様車(6,314,000円)はプレミアム相場だが入手困難 |
WRX S4の全貌、グレード比較、実燃費、荷室実用性、見積もりシミュレーションをまとめた総合購入ガイドはこちらをご覧ください。
新型WRX S4完全購入ガイドを見る ▶GT-H EX vs STI Sport R EX:55万円の価格差に含まれる装備一覧
足回りと走行機能の決定的な差:電子制御ダンパーの有無
最大の相違点は「ZF製電子制御ダンパー」と連動する「ドライブモードセレクト」の有無です。STI Sport R EXではコンフォートからスポーツプラスまでボタン1つで乗り味を激変させられますが、GT-H EXは固定式スポーツサスペンションとなるため、乗り味の変更は一切できません。日常の街乗りからワインディングまで1台でこなす適応力において決定的な差が存在します。
インテリアとシート素材の質感格差:本革 vs ファブリック
STI Sport R EXの内装はボルドー×ブラックの本革シート、STIロゴ入り本革巻きステアリング、ボルドー表皮巻きインパネが標準装備され、プレミアムスポーツセダンにふさわしい色気があります。一方、GT-H EXはトリコット(ファブリック)シートとシルバーステッチのブラック内装となり、スポーティですがやや実用車然とした簡素な印象を受けます。
買ってはいけない損するグレードとその理由
後悔確率が高い:家族を乗せる機会が多い人の「GT-H EX」購入
『55万円安いから』という理由でGT-H EXを選ぶと、固定サスペンションの硬質な突き上げを和らげることができず、後席に乗る家族やパートナーから『乗り心地が悪くて酔う』と日常的な不満を浴びることになります。電子制御ダンパーのCOMFORTモードが使えないことの代償は想像以上に大きく、日常使いを重視するならGT-Hは避けるべきです。
GT-H EXを買っても良い唯一の例外:足回りを社外品車高調でフルカスタムする人
購入後すぐにHKSやBLITZ、テインなどの社外品車高調キットやサーキット用ダンパーに交換し、バケットシートを導入する予定のチューニング派であれば、純正電子制御ダンパーが無駄になるため、あえて55万円安いGT-H EXをベース車両として選ぶのが最も合理的です。
結論:コスパ最強のベストバイは「STI Sport R EX」
売却時のリセールバリューで55万円の価格差は30万〜40万円回収できる
中古車市場においてWRX S4の購入希望者の約8割が「STI Sport R EX」を指名買いします。3年後・5年後の下取り・買取査定では、GT-HとSTI Sport Rの間で30万〜40万円前後の明確な査定差が付くため、新車時の55万円の価格差は実質わずか15万〜20万円程度の負担に縮まります。
RECAROシートオプション(約38万円)の選択基準
STI Sport R EXでのみ選択可能な「RECAROフロントシートパッケージ」。サーキット走行や峠道での体のズレを完璧に防ぎ、中古車市場でも熱狂的なプラス査定対象となります。長距離ドライブでの腰痛予防効果も極めて高いため、予算が許せばぜひ装着したい神オプションです。
新型WRX S4に関するよくある質問(FAQ)
Q. GT-H EXに電子制御ダンパーを後付けすることはできますか?
センサーやワイヤーハーネス、統合ECUが異なるため後付けは一切不可能です。
電子制御ダンパーの乗り味を求める場合は、新車注文時に必ずSTI Sport R EXを選択する必要があります。
Q. アイサイトXはどちらのグレードにも標準装備されていますか?
現行VBH型はGT-H EX、STI Sport R EXともに最先端のアイサイトXが全車標準装備です。
高速道路渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシストは全グレードで同一の恩恵を受けられます。
Q. 限定車「STI Sport♯」は今からでも買えますか?
500台限定の抽選販売ですでに完売しており、現在は中古車市場でのプレミア価格(700万円超)でしか入手できません。
性能面ではSTI Sport R EXにSTI補強パーツを追加装着することで同等以上の走行フィールに近づけることが可能です。
Q. 燃費性能はグレードによって違いはありますか?
エンジン、トランスミッション、AWDシステムが共通のため、カタログ燃費および実燃費にグレード差はありません。
車両重量差(約20kg)も燃費に影響を与えるレベルではありません。
Q. どちらのグレードが納期が早いですか?
生産計画台数はSTI Sport R EXのほうが多めに割り当てられているため、納期はほぼ同等かSTI Sport Rのほうが若干早い場合があります。
通常発注であれば契約から約3〜4ヶ月程度で納車されます。
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